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合併症の予防に最大限の力を注ぐ

これまでの医学の歴史をみれば、糖尿病を完治できる未来は来る。

しかしながら、今の医学では完治することは困難である。

ではなぜ、糖尿病の治療を行うのか。その最大の目的は何なのか。

糖尿病の治療の最大の目的は合併症を防ぐことです。

 

以前と比べて、利用できる内服薬が増え、9種類となりました。

これらをどのように使っていくかが臨床医の悩みの種と言えます。

 

一方で、我々糖尿病専門医は、これらの薬の使い方を熟知している点で、糖尿病の患者さまの治療向上において大きな社会的責務を担っていると考えています。

熊本市は、とりわけ糖尿病の合併症である人工透析の新規導入患者数が人口比で全国的にもかなり高い水準にあります。

 

当院は、患者さまの血液検査データや生活背景等に応じて、適切な薬物治療を行い、若い方々を中心にスマートフォン等をうまく活用し、無理のない食事療法などを含めた療養支援を行うことで、合併症の予防に最大限の力を注いでいます。